2026年10月28日
11月の養生法|立冬・小雪に備える首・肩のケア
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11月7日は二十四節気の「立冬」、11月22日は「小雪」です。立冬は冬の始まり、小雪はわずかながら雪が降り始める頃を表します。
この時期は朝晩の冷え込みが強まり、日中との寒暖差も大きくなります。寒さを感じると体に力が入りやすくなり、首や肩のこわばり、背中の張りなどが気になる方も少なくありません。
11月は、寒さが本格化する前に体の緊張をため込まない習慣を身につけることが大切です。
東洋医学で考える「寒邪」と気血の巡り
東洋医学では、寒さなどの外的な要因を「六淫(りくいん)」の一つである「寒邪(かんじゃ)」として捉えます。
寒邪には、気血の巡りを滞らせ、体のこわばりや痛みを生じさせる性質があると考えられています。
また、寒さを感じると、私たちは無意識に肩をすくめたり、背中を丸めたりしがちです。こうした姿勢が続くと、首や肩周りの筋肉に負担がかかります。
東洋医学の考え方を日常に取り入れながら、冷えを避け、気血の巡りを妨げない生活を心がけましょう。
1. 肩甲骨を動かして、首・肩の緊張をためない
デスクワークやスマートフォンの使用が多い方は、長時間同じ姿勢になりやすいものです。
肩甲骨を無理なく動かすことで、肩周りの筋肉を動かす機会を増やせます。
簡単なセルフケア
- 背筋を楽に伸ばし、肩の力を抜きます。
- 両肩をゆっくり持ち上げます。
- 息を吐きながら、肩をストンと下ろします。
- 肩甲骨を背中の中央に寄せるように、ゆっくり動かします。
痛みのない範囲で数回繰り返しましょう。強く揉んだり、勢いをつけたりする必要はありません。
2. 首元を保温して、寒さによる緊張を防ぐ
首元は冷気の影響を受けやすい部位です。外出時にはマフラーや襟元のある衣服などを活用し、冷やさないようにしましょう。
室内では、暖房の風が首や肩に直接当たらないようにすることもポイントです。
また、寒い場所から暖かい場所へ移動する際などは、急な温度変化にも注意しましょう。
3. 温かい食事と入浴を日々の習慣に
11月は、冷たい飲食物ばかりに偏らず、温かい汁物や煮込み料理などを取り入れるのもよい方法です。
大根、にんじん、ごぼうなどの根菜類や、きのこ類を使った料理は、季節の食卓にも取り入れやすいでしょう。
入浴は、その日の体調に合わせて無理のない温度で。体を温めるだけでなく、ゆっくりと過ごす時間をつくることも、心身の緊張を和らげる助けになります。
4. 11月は「こわばりをため込まない」ことが大切
東洋医学では、季節の変化に応じて生活を整えることを養生と呼びます。
寒さを我慢して過ごすのではなく、衣服で調整する、姿勢を変える、肩甲骨を動かすなど、日常の小さな工夫を重ねていきましょう。
首や肩の痛みが強い場合や、しびれなどを伴う場合は、セルフケアだけで対処せず、医療機関にご相談ください。
あまね鍼灸マッサージ室では、お一人おひとりの体調やお悩みに合わせて、鍼灸・あん摩マッサージ指圧によるケアを行っています。
季節の変わり目に感じる首や肩のこわばり、日々の疲れが気になる方は、体の状態を見直すきっかけにしてみてください。