2020年02月27日
医鍼連携研修会に参加してきました!
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東京大学内で行われている鍼の「医鍼連携研修会」に毎月参加しております。2月のテーマはずばり「めまい」です。 → https://www.iryoshinkyu.com/training/report/
この研修会はテーマを一つに絞り、それについての現代医学(生理・解剖)、現代医学から見た鍼灸の方法、中医学的な診方と鍼灸の方法、経絡治療の診方とその方法の4本柱で成り立ち、研修生同士切磋琢磨しています。私は一人で開業していることもあり、自分自身の技術的なチェックは外の研修会や勉強会で必ず毎月行っています。
まずは「めまい」の病態を確認し、鍼灸の適否を判断します。その後に効果的なツボや筋肉を選んでいくのですが、「めまい」に効果がある場所は大まかに3つに分けられます。1,頭顔面部を支配している三叉神経領域への刺激、2,傍交感神経節の刺激、3,体性感覚への刺激を目的にした四肢への鍼灸です。現代鍼灸、中医学、経絡治療ともこの3カ所に効能のあるツボが集まっているから不思議です!
そして、あくまで経験値のみでなく、「きちんとした理由」があり鍼を打っていきます。神経・筋肉・そこを通る経絡(気の通るルート)は重なることが多いので、古代から受け継がれている「ツボ」も合理的に説明できることが多くあります。
この日も朝9:30〜17:00まで、ガッツリ知識も方法もアップグレードしてきました。これまで以上に皆様に喜んでいただけるように精進します!
湯島天神の梅もきれいに咲いていました。